■ 1. 選挙の概要と政治的位置づけ
- 9月13日に沖縄県知事選挙が行われる
- 永田町では「結果が年内の政局を左右する」と注目されている
- 実質的な一騎打ちの構図:
- 古謝玄太前那覇市副市長(42歳):自民党が全面支援
- 玉城デニー知事(66歳):無所属で3選を目指す
■ 2. 玉城デニー氏への逆風
- 辺野古沖の転覆事故の影響:
- 今年3月、名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し女子高校生らが死傷
- 運航した市民団体「ヘリ基地反対協議会」に共産党が加盟していることが判明
- 共産党への批判が全国的に高まり、知事にとって大きなマイナスとなった
- 基地移設反対を選挙戦の争点にしにくい状況となった
- 公明党の方針転換:
- 当初は自主投票とみられていたが、党沖縄県本部が古謝氏への推薦に向けて調整
- 背景として、創価学会員の共産党アレルギーが強く、自主投票すら許されなかった
- 党本部の強い意向を受けた措置とみられる
- 中道系の支援断念:
- 中道の衆院議員の大半は元公明党所属であり、公明党の意向に反した行動は取れない
- デニー氏への支援見込みがなくなり、中道は支援候補者を定めない方針となった
■ 3. 玉城デニー氏に有利な要素
- 下地幹郎元衆院議員(64歳)の出馬の可能性:
- 前々回の衆院選(沖縄1区)で落選し政界を引退していた人物
- 本人は出馬を否定し続けてきたが、「意思を固めた」との報道がある
- 密会疑惑の怪情報:
- 昨年末、下地氏とデニー氏が密会したとの情報が地元で出回っている
- 「古謝氏の票を削る見返りに、次期衆院選で野党系公認候補とする」との条件が提示され、デニー氏が受け入れたとされる
- 真偽は不明
- 選挙戦への影響:
- 下地氏が出馬すれば、保守系票が古謝氏と分散し、デニー氏当選の可能性が高まる
- 自民党関係者は「本当に迷惑な話」と懸念を示している