■ 1. 事件の概要
- 1993年、山形県新庄市の市立旧明倫中学校で1年生の児玉有平君(当時13歳)が体育用マットの中で頭を下にした状態で死亡しているのが発見された
- 事件に関与したとして元生徒らが傷害・監禁致死容疑で逮捕・補導された
■ 2. 訴訟の経緯
- 1995年の第1次提訴:
- 遺族が事件に関与した元生徒7人に損害賠償を求めて提訴
- 2005年に最高裁で遺族側の勝訴が確定
- 7人全員が賠償金の支払いを拒否
- 勤務先が判明していた4人については給与差し押さえを実施
- 残る3人は勤務先・財産が不明で差し押さえ不能
- 2016年の第2次提訴:
- 財産把握できない元生徒3人を対象に再提訴
- 同年8月に2度目の賠償命令が出るも、依然として支払いに応じず
- 2024年(昨年11月)の第3次提訴:
- 損害賠償請求権の時効(判決確定から10年)到来を前に昭平さんが提訴を決断
- 判決は2025年7月15日に山形地裁で言い渡される予定
- 元生徒側は「いじめ行為をしておらず無実」と主張
■ 3. 遺族の思いと現状
- 父・昭平さん(77歳)の訴え:
- 「賠償金を支払うことで判決に向き合い、有平のことを思い出してほしいだけ」と語る
- 「有平のために戦い続ける」と繰り返す提訴の意志を示す
- 度重なる訴訟費用の負担が重くのしかかっている
- 有平君への思い:
- 有平君はアニメーターか漫画家になることを夢見ていた
- 昭平さんは有平君が描いた自画像をペンダントにして携帯している
- 事件から33年が経過し、昭平さんは体力の衰えを感じつつも「このまま終わりにするわけにはいかない」と語る