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白饅頭日誌:7月13日「社会が壊れているのは『剥奪感』のせい」

最初に言明しておくと、近ごろのかれらが“多数派”を云々するさいに好んで使うようになったこの「剥奪感」というワード、私はとても嫌いです。

なぜならこのワードほど分断を煽っている言葉はないからです。

なぜこの言葉が分断を煽っているのかというと、これは一見して中立的な風を装いながら「(剥奪されていると感じるのは)アンタの気のせい、勘違い、逆恨み、誇大妄想」という冷笑的ニュアンスを言外に含んでいるからです。

偉い先生は「多数派の『剝奪感』が政治を動かす」と仰いますが、私に言わせてもらえば全然“わかってねえなあ”と思います。

そうではなくて「『剥奪感』という言葉によって透明化されている(≒正当性・正統性がないものとされている)いくつもの怒りや憤りが政治を動かす」というほうが、いまの世の中をずっと正確に言い表しています。