■ 1. 集会の概要
- 在日ロシア連邦大使館のクズネツォフ公使参事官が3月27日、衆議院第一議員会館でウクライナ危機に関する講演を行った
- 元国会議員、日本の政界関係者、専門家、自衛隊関係者など約100人が出席した「セミナー」として開催された
- 講演内容は、前線の現状やウクライナ当局が民間人に対して実行しているとする「犯罪」についての情報提供を含んでいた
- 会場には日ロ両国旗に加え、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の"国旗"も掲げられた
- 両国はロシアが2022年に併合した未承認国家であり、2014年に親ロシア武装勢力が一方的にウクライナからの"独立"を宣言したもの
- 実質的にロシアによるウクライナ侵略を正当化する集会と見なされている
■ 2. 池畑衆院議員の関与と釈明
- 日本維新の会の池畑浩太朗衆院議員が、議員会館の会議室を予約したことを認めた
- 池畑氏の説明:
- 十数年来の知人から「拉致問題に関する映画の試写会をしたい」と連絡を受け、部屋を予約した
- ロシアのウクライナ侵略を正当化する会合であることは「知らなかった」と釈明
- 当日、自身はイベントに参加していないと主張
- 当該イベントで主張された政治的な主義主張とは「一切関係ない」としている
- 口座開設依頼の経緯:
- 映画試写会と同時に「ドネツクの桜をみる会の寄付を集めたいから口座を作ってくれ」と依頼された
- この依頼は「断った」と明かした
- 池畑氏は「脇が甘かった」と自省し、誤解や迷惑を生じさせた点について深く反省するとし、今後は会議室予約に際して事前確認を徹底するとの再発防止策を表明した
■ 3. 維新党の対応と見解
- 維新幹部はFNNの取材に対し「党が関わった話でない」とし、「維新としてはウクライナを支援する方針がある」と強調した
- 今後の対策として、与党になったことを受け、会議室の予約について事前確認を行う旨を党内で共有する方針を示した
- 池畑氏については「経緯を聞くとかわいそうな部分もある」と理解を示し、処分などを下す話ではないとの考えを示した
■ 4. 背景: 鈴木宗男氏の除名処分との比較
- 維新は野党だった2023年10月当時、参議院議員の鈴木宗男氏が党への事前届け出なくロシアを訪問し、「ロシアの勝利を確信している」などと現地で発言したことを問題視した
- 党は鈴木氏を除名処分とする決定を下したが、処分直前に鈴木氏が提出した離党届を受理する形で決着した