■ 1. 補助金交付決定の取り消し
- 東京都による交付取り消し:
- 自殺防止に取り組む民間団体を支援する都の補助金事業を巡り、不正受給が判明
- 都保健医療局は24日、NPO法人への補助金約4900万円の交付決定を取り消したと発表
- 対象法人:
- 東京都新宿区のNPO法人「再チャレンジ東京」、平林朋紀理事長
■ 2. 不正の手口
- 補助事業の内容:
- 補助金を受け、自殺防止をテーマにした作文コンクールと学校での出前授業、個別相談を実施
- 謝礼の架空計上:
- 2018〜24年度に毎年、実際には支払っていない審査員や講師への謝礼を架空計上
- 回数の水増し:
- 授業や相談の回数を水増しして補助金を不正に申請
- 領収書の偽造:
- 偽造した領収書が都に提出されていた
■ 3. 発覚の経緯
- 事前説明会の視察:
- 2025年1月、都の担当者が個別相談の事前説明会を視察
- 外部の相談員の説明と法人の事業計画が食い違っていることに気付いた
- 個別相談の実態:
- 法人はその後、この個別相談を62日間開催したと報告
- 都の聞き取りに応じた相談員によれば、実際には1回も実施されていなかった
■ 4. 被害額と都の対応
- 回収の見込みなし:
- 補助金のうち約3800万円は交付済み
- 法人は既に破産しており、回収の見込みはない
- 警察への相談:
- 都は警視庁新宿署に被害を相談
■ 5. 関係者の説明
- 都の担当者の説明:
- 書類上は正規のものと同じであり、不正に気づけなかった
- 法人関係者の説明:
- 補助金が足りず、不正受給で事業費を補った