■ 1. AfDの躍進と州議会選挙
- ザクセン・アンハルト州議会選挙:
- ドイツ東部の同州で9月6日に投開票される
- 強硬右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が掲げる公約が波紋を広げている
- 世論調査で首位:
- AfDが主導する初の州政府が誕生する可能性がある
- 支持拡大の背景:
- ドイツ国内の景気悪化や移民の急増などに対する不満
■ 2. ナチスを想起させる公約
- 公約の過激さ:
- 障害児教育の見直しや「非ドイツ的」な活動への支援停止など、ナチスを想起させる内容
- 障害児教育をめぐる主張:
- 障害児と健常児が同じ教室で学ぶという実験は失敗した
- 障害児は授業の進行を妨げる
- 選挙公約の具体的内容:
- 全ての子供が共に学ぶ仕組みを廃止する
- 特別支援学校を強化する
■ 3. 教育現場の動揺
- 校長が受けた衝撃:
- 州中部の町のギムナジウム(日本の中学・高校に相当)のマルコ・ラーデビヒ校長(44)が公約を読んで強い衝撃を受けた
- 社会から特定の集団を排除する、まるでナチスの政策だと受け止めた
- 同校の実情:
- 生徒約750人のうち身体障害や学習障害がある生徒は約1割に上る
- 障害を持ちながら勉強する生徒と、その境遇を理解し支える同級生の姿は当たり前の光景
- ラーデビヒ氏の反論:
- AfDが主張するような不利益などない
- 生徒は障害を抱える仲間への配慮を通じて、社会は多様だと学べている
- 保護者の不安:
- 障害を持つ生徒の親から、AfDが勝利した場合でも通い続けられるのか不安の声が上がっている