■ 1. 田村委員長の発言と炎上
- 落選の原因を選挙介入と説明:
- 共産党の田村智子委員長は沖縄県知事選での玉城デニー氏落選の原因を官邸と自民党の選挙介入に求めた
- 玉城県政を転覆するためにはどんな手でも使うという姿勢だと高市早苗首相を強く批判した
- 「選挙介入」という言葉の重さ:
- 大半の人はアメリカ大統領選でロシアが行ったような大規模なサイバー攻撃を思い浮かべる
- SNS上の反発:
- 高市政権が知事選に介入したという明確な証拠が示されていないという投稿が相次いだ
- 陰謀論の一種ではないかと首を傾げる意見も目立った
- 説明責任をめぐる反論:
- 辺野古沖転覆事故で玉城前知事は説明責任を果たさなかったのではないかという記者の質問に対し、説明責任があるという考え方が違うと反論した
- この発言も批判的な文脈でネット上に拡散した
■ 2. 筆坂秀世氏の経歴
- 1966年に18歳で共産党に入党し、1995年の参議院選挙で初当選、2003年に議員を辞職した
- 約40年の党員歴を持ち、離党後も共産党の動向を注視してきた
■ 3. 「オール沖縄」の虚偽性
- 知事選結果が示したもの:
- 「オール沖縄」という言葉が嘘だったことが明白になった点が注目に値する
- 言葉の由来:
- 2012年ごろ、当時那覇市長だった翁長雄志氏が提唱した
- 翁長氏は自民党沖縄県連の幹事長を務めた経歴を持つ
- 保守と革新を超えた沖縄を合言葉に、辺野古移設反対を支援する枠組を示した
- 翁長氏は2014年の県知事選で勝利したが、筆坂氏は当初から懐疑的だった
- 有権者の実像との乖離:
- 全国各地と同じように沖縄にも多種多様な考えを持つ有権者がいる
- 辺野古移設に反対の有権者もいれば、賛成の有権者もいる
- それを無視して「オール」と表現するのは有権者の実像とかけ離れた一種の虚偽である
■ 4. 言葉の陳腐化
- 14年間の放置:
- 2012年なら新鮮に響いた言葉も2026年の現在では14年が経過し、陳腐化が進んだ
- この14年間、オール沖縄という言葉は一度も見直しされなかった
- 連呼に終始した選挙戦:
- 共産党を筆頭とする革新陣営は今回の知事選でもオール沖縄を連呼するだけだった
- これでは有権者の心を掴むことはできない
- 保守色の消失:
- 最近のオール沖縄は保守色が薄まり、共産党など革新陣営の集合体になった
- あまりに「オール」が連呼された結果、沖縄の保守系有権者は共産党を応援していないのに何がオールだと反発した
■ 5. 共産党が招いた分断
- 共産党は「オール」を標榜するあまり、かえって沖縄で保守系有権者と革新系有権者の分断を招いた
■ 6. 「自分たちは常に正しい」という自己認識
- 「オール」による自縄自縛:
- 田村委員長は沖縄の有権者は誰もが辺野古移設に反対していると心から信じ切っている
- 予想に反して玉城氏が落選したため、何か異常な事態が発生したに違いないと考えてしまう
- ここから高市政権が選挙に介入したという発想が生まれた
- 都合の悪い事実を想定しない姿勢:
- 共産党は辺野古移設に賛成している沖縄の有権者も相当な数に達しているとは考えない
- 反省なき総括:
- 自分たちの主張は常に正しいというのが共産党の自己認識である
- 基地問題の論戦についても有権者の支持を得られなかったと反省することはない
- 知事選における論争は次につながるという極めて楽観的な総括になる
■ 7. 責任の矮小化
- 逆ギレのような回答:
- 転覆事故に関する前知事の説明責任を問われた田村委員長は逆ギレのような回答を返した
- 知事や共産党が直接の原因で船が転覆したわけではないと、責任をできる限り矮小化したい意図がある
- 有権者の受け止めとのずれ:
- 沖縄の有権者が玉城知事や共産党のせいで抗議船が転覆したと考えていないのは当たり前である
■ 8. 県民が求めた説明責任
- 冷淡な姿勢への疑問:
- 県民が疑問視したのは、事故を防ぐため県ができることには限りがあったという冷淡とも思える姿勢である
- 知事は共産党を批判できないのかという、奥歯に物が挟まったような言動への違和感もある
- それを前提に、もっと説明責任を果たしてほしいという不満が生じた
- 現場への責任転嫁:
- 知事や自分たちに責任はないという考えを推し進めると、死亡した船長だけが悪いと現場に責任を一方的に押し付けることになる
- デマ拡散との関係:
- 玉城氏や共産党が県民の素朴な実感が求める説明責任を充分に果たしていれば、デマの拡散が抑えられた可能性も否定できない
■ 9. 共産党の無責任体質
- 結果責任という論点:
- 説明責任だけでなく、選挙における結果責任の問題も重要である
- 委員長の長期政権:
- 初代の宮本顕治氏は1970年から1982年まで委員長の座に就いた
- 5代目の志位和夫氏は2000年から2024年まで委員長の座に就いた
- 敗北の責任を取らない歴史:
- 共産党は様々な選挙で勝ったり負けたりし、特に最近は負け続けている
- 選挙で敗れた責任を取って辞めた幹部は誰もいない
- 日本の政党の中でも共産党はかなりの無責任政党であるという歴史を持つ
- 田村委員長への批判:
- 知事選の結果を謙虚に受け止め、党員など支援者に頭を下げ、次につなげるよう敗因を分析する姿勢がない
- 自分には責任がないことを念押しするかのように、高市政権が選挙に介入した、基地問題における自分たちの主張は正しかったと総括している