■ 1. 事務局長の解職処分
- 財団による解職の発表:
- 三浦綾子記念文学館(北海道旭川市)を運営する三浦綾子記念文化財団(東郷明子理事長)が12日に公式サイトで発表
- 専務理事で文学館の事務局長を務めていた難波真実氏(53)を解職した
- 解職の理由:
- 業務用パソコンに児童ポルノを所持していた
- 業務遂行や組織管理において不適切な行為が確認された
- 決定の経緯:
- 11日の理事会で決定し、処分は同日付
■ 2. 財団の見解と刑事告発
- 著しい法令違反およびコンプライアンス違反:
- 公益財団法人の役員として、また社会人として断じて許されない行為に当たる
- そのため直ちに解職した
- 刑事告発の方針:
- パソコンから発見されたデータは児童ポルノ禁止法に抵触するものだった
- 弁護士などと協議の上、速やかに刑事告発する
■ 3. 発覚した不正行為
- 発覚の端緒:
- 難波氏が理事会に相談することなく文学館の招待券を発行していた
- そのため調査を行ったところ、児童ポルノの所持が発覚した
- 招待券の大量発行:
- 調査の結果、難波氏は招待券約9万枚を発行していた
- 財団名義カードの私的利用:
- 道外の講演会に同行した家族の移動費を財団名義のクレジットカードで決済していた
- 押収データの規模:
- 北海道文化放送(UHB)によると、業務用パソコンから児童ポルノの画像や動画5千点以上が見つかった
- 違法なアダルトサイトに登録していたことも分かった
- 所持の開始時期:
- 発見されたデータから、財団の正規職員として勤務を始めた2014年には既に児童ポルノを所持していた可能性がある
■ 4. 謝罪と再発防止
- 財団の謝罪:
- 三浦綾子の作品に込められた精神と遺志を継承し、地域の文化活動を担う公益財団法人としてこのような事態を招いたことは誠に遺憾
- 皆様の信頼を著しく損なう結果となったことを深くお詫びする
- 今後の対応:
- 外部の第三者を交えたコンプライアンス体制を再構築する
- 情報セキュリティー管理の徹底を図る
- 組織の立て直しと信頼回復に全力を尽くす
■ 5. 難波氏の経歴
- 事務局長就任:
- 公開されているプロフィールによると、難波氏は2015年から事務局長を務めていた
- 牧師としての経歴:
- 2016年までは道内にある日本基督教団の教会で牧師も務めていた
■ 6. 文学館と財団の沿革
- 文学館の開館:
- 『氷点』などで知られる旭川市出身のクリスチャン作家・三浦綾子(1922〜99)を顕彰する施設
- その文学と足跡を後世に残そうと98年に開館した
- 財団の初代理事長:
- 文学館開館の前年に設立された財団の初代理事長は夫の故三浦光世氏
- 光世氏は三浦綾子の口述筆記者としても知られる