■ 1. 3地域首脳会談
- 3自治政府首脳の会談:
- 9月14日にスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの第一党首相がカーディフで会談
- ウェストミンスターの時代は終わりを迎えつつあると宣言
- 全地域が独立派に:
- スコットランドと北アイルランドは以前から独立派が第一党
- 今年5月の地方選挙でウェールズでもプライド・カムリが第一党となり会談へ進展
■ 2. 国民の不満と村の独立宣言
- 労働党政権以降の凋落:
- 2024年総選挙で労働党が政権を取って以降、移民の大量流入、ウクライナ戦争への支出、福祉削減、言論弾圧が続く
- 国力が低迷を続け、こんな国から抜け出したいという体たらくとなっている
- ピディントン公国:
- 9月16日、人口350名程度の村が1200名以上の移民施設建設に反発し、住民投票で独立を宣言
- 実際に独立できるわけではなく単なるメッセージだが、欧米大手メディアでも報じられ話題化
- イングランド地域の住民も異常な移民政策に激怒していることが分かる
- 政府への評価:
- 今のイギリス政府は国民から嫌われ、ゴミみたいな奴ら認定されていると想像される
■ 3. 独立の最終ゴール
- EU加盟という目標:
- 三首脳会談は我々の国の未来は欧州連合にあるとする宣言を出した
- ウェストミンスターの時代の終焉を示すこれ以上明確な兆候はないと表明
- 加盟までの経路:
- スコットランドとウェールズはそれぞれ独立を通じてEU加盟を目指す
- 北アイルランドはアイルランドとの統合を通じてEU加盟を目指す
■ 4. ブレグジット投票の地域差
- 残留派が多かった地域:
- ロンドン、スコットランド、北アイルランドで残留派が多く、他は離脱派が多いか半々程度
- 残留派の背景:
- ロンドンは高学歴層や移民層が厚い
- スコットランドはEUとの貿易が活発
- 北アイルランドはアイルランドと陸続きで自由に移動できる利便性があった
- 離脱が起きた原因:
- アホな環境規制や移民政策で製造業が衰退
- 大都市の郊外や廃れた工業都市の労働者の反発で離脱が起きた
- 10年後の後悔:
- EUに残っていれば良かったと答える割合はイングランド56%、ウェールズ61%、スコットランド75%
- この10年でアフリカや中東から受け入れた移民の声が大きくなっている可能性もある
■ 5. カナダとグローバリスト人脈
- カナダのEU準加盟検討:
- イギリスの手先の国だったカナダがEUへの準加盟を検討中という話が出てきている
- バーナム政権の構成:
- カーニー首相のイングランド銀行時代の部下アンディ・ホールデン、元ゴールドマン・サックスのジム・オニールが参加
- バーナムは市長時代にアメリカの投資情報会社ブルームバーグとの関係があった
- 英米の金融系グローバリストの影響が強い政権となっている
- カーニーのリーダー役化:
- 今年1月のダボス会議でトランプとラトニック商務長官がグローバリズムの終わりを宣告
- カーニーは中堅国同士で団結しアメリカや中国に対抗しようと反論し拍手喝采を受けた
- 以降イギリス、EU、カナダのグローバリズム国家のリーダー役となっている
- カナダのEU接近の狙い:
- 短期的にはアメリカの中間選挙で北部州のトランプ離れを引き起こすしょうもない作戦
- 長期的にはトランプに潰される前提でヨーロッパと関係を持ち生き残る狙い
- おそらくイギリスもEUに入れようという計画である
■ 6. バーナム首相の位置づけ
- 経歴:
- マンチェスター市長時代に未成年女性の性被害を隠蔽した、期待を裏切らないイギリスクオリティのクズ政治家
- 主張の一致:
- 就任前からウェストミンスター主導の政治を壊すと主張しており、三首脳の主張と酷似している
- カーニー陣営との関係:
- バーナムを後押ししたのはカーニー陣営であり、3地域の離脱とEU加盟も予定通りと見ている可能性が高い
■ 7. EU再加盟を望む理由
- ウクライナ戦費の転嫁:
- ウクライナ戦争でロシアを罠にはめたつもりが、トランプ政権が金と武器の負担をやめた
- イギリスが背負う羽目になった負担をEUに押し付けたい
- 安全保障上の必要:
- ロシアがイギリス攻撃を示唆しており、欧州各国との協力関係を強める必要がある
- EUに再加盟し、アメリカがいなくても一蓮托生になれるようすり寄っている
■ 8. なし崩し的なEU接近
- バーナムの方針転換:
- 5月にEU再加盟を否定したが、政権発足後はEUとのより深い関係を求める方向へ進んでいる
- 世論工作:
- 9月に保守党元財務大臣オズボーンが英国はEU関税同盟に戻るべきだと発言し、再加盟の空気作りを進めている
- 安全保障協議:
- EU安全保障ミッションへの復帰に向けた協議を開始している
- 手法:
- 国民投票のような大々的な手続きを避ける
- なし崩し的な協議や会議体を作ってEUに入り込み乗っ取ろうとしている
■ 9. イングランド孤立化の構図
- 2大政党の実態:
- 保守党と労働党は表向きEU加盟を否定する政治家もいるが、やっていることはEU加盟に向けて進んでいる
- 孤立化の効果:
- 3地域がEUに加盟すればイングランドだけが欧州で孤立する
- やっぱりイングランドもEUに戻るべきだという話に持っていきやすくなる
- 別のシナリオ:
- イギリスとしての統一を守るため、3地域の言うことを聞いてEU再加盟を目指すしかないという話に持ち込む可能性もある
■ 10. リフォームUKという障害
- 立場:
- 外国人の優遇策を否定し、ブレグジット支持層で作られた政党であり、EU再加盟に断固反対
- イングランドでの支持:
- 支持率が労働党を上回るようになっており、政権を取ればEU再加盟の目はなくなる
- 限界:
- 支持率は2割前後と高くなく、メディアからの攻撃もあり、保守党などの右派との連立も難しい
- なんだかんだでEU復帰を目指す政党が続きそうである
- ファラージ叩き:
- 党首ナイジェル・ファラージの好感度が過去最低という世論調査報道が出ている
- BBCがトランプ政権攻撃のため捏造編集し1兆5000億円の損害賠償をかけられるレベルの国である
- 好感度下げ報道もそうした工作の延長と考えられる
■ 11. アメリカの牽制と二択
- グリアによる非難:
- 9月4日にアメリカ通商代表のグリアが、イギリスはアメリカよりもブリュッセルを選んでいると非難
- EUからの支援を受けるな、EUに加盟するなという牽制と考えられる
- 選択肢1:
- アメリカを無視してEUに再加盟する道は、制裁や同盟関係の解消を受け軍事的な弱体化へ進む
- 選択肢2:
- アメリカの言うことを聞き独立を続ける道は、長期化するウクライナ戦争の戦費でさらに国力が弱体化する
- しかもアメリカは助けないはずである
- 結論:
- どちらにせよイギリスにとっては詰みそうな展開である
■ 12. 全体の構図
- これまでの経緯:
- アメリカとウクライナ支援を進めながらロシアを挑発し、戦争を起こしてロシアの弱体化を狙ってきた
- トランプ政権がウクライナ戦争から離脱し、イギリスが自腹を切らざるを得なくなった
- 弱体化の進行:
- 他の欧州諸国もグズグズで、ロシアもグダグダ戦争を続けており、金も兵器も浪費して弱体化している
- 移民犯罪で国民も激怒し、5月の地方選挙で3地域が独立派に固められ英国解体の危機に陥った
- カーニーの介入:
- カナダのカーニーがイギリスを乗っ取りバーナムを首相にしてEU再加盟作戦を始めた
- カナダも準加盟国となると言ってEUへの参加を表明し始めた
- すがる先の消失:
- トランプ政権はイギリス潰し政権であり、グローバリストのイギリスもカナダもEUにしかすがる先がない
- 特にイギリスはウクライナ戦争の戦費負担が重すぎてEUに負担を被せたい
- 踏み絵:
- グリア通商代表がアメリカかEUかの選択を迫っている
- アメリカと組んでウクライナ戦争で自滅するか、EUと組んでアメリカの援助を全て切られるかしかない
- 見通し:
- イギリス政府は3地域の独立を認める方向へ進めていくだろう
- その先には破滅に向かう二択しか残されていない
■ 13. トランプの挑発
- アイルランド統一発言:
- 9月12日、アイルランド訪問中に問題は起こしたくないがアイルランドの統一を見たいと語った
- いずれそうなるだろう、今そうなってもいいだろうと述べイギリスを挑発した
- 真意:
- トランプはEUが嫌いなので北アイルランドがEU圏内に入ることは望んでいないはずである
- それでもイギリス嫌いを優先したと考えられる
- 背景:
- グリーンランド領有の件もぶり返しており、欧州域内で領土変更が色々起こる方が望ましいと見ている可能性がある
- 今後の見通し:
- これからの欧州は領土の変更や独立の話が現実化するなど大きな動きが起こる