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独州議会選で極右AfDが再び勝利、メルツ首相は政権運営の「方針を維持」表明

【9月21日 AFP】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で20日、州議会選挙が行われ、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、フリードリヒ・メルツ首相率いる中道右派の「キリスト教民主同盟(CDU)」を大きく上回った。

独公共放送ARDとZDFの出口調査によると、AfDが得票率約37%を獲得し、中道左派の社会民主党(SPD)の35%をわずかに上回った。

CDUの得票率は4.9%と、阻止条項である最低得票率の5%に達しなかったとみられ、州議会の議席を失う見通しとなった。これは党史上最悪の結果であり、メルツ氏自身も「取り繕うことはできない。これは大惨事だ」と認めている。

一方、首都ベルリン州の議会選では、左派党が得票率約25%で第1党となり、約19%にとどまった与党CDUを抑えた。

2週間前の東部ザクセン・アンハルト州議会選でも、CDUはAfDに惨敗を喫していた。

メルツ氏は20日の選挙で敗北を喫したものの、政権運営の「方針を維持する」と表明した。

厳しい結果を予想して緊急会議を招集していたメルツ氏は、党内からの退陣論を払拭するように即座にカメラの前に立ち、方針維持をアピールした。

「今必要なのは、毅然とした態度、確固たる姿勢、そして忍耐力だ」「私はCDU党首として、そして何よりもわが国の首相としてこれを示すつもりだ」

また、「改革が必要だ」と述べ、「わが国を前進させたいからこそ、私はこの責任を引き受ける」と語った。

さらに「わが国の機関に対する信頼が薄れつつある」と認め、それが「左右双方の過激政党によって積極的に損なわれている」と付け加えた。

INGのエコノミスト、カルステン・ブジェスキ氏は20日の選挙について「一方の州で右派ポピュリスト政党が勝利し、もう一方の州で左派ポピュリスト政党が勝利するという、政治的分断の加速を改めて印象づけるものとなった」と指摘。「長年の経済停滞が分断を生んだ。そして今やその分断が、停滞からの脱出をいっそう困難にしている」と述べた。(c)AFP