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日本共産党・吉田あやか三重県議のSNS上での発信に対する抗議声明と申し入れ

三重県議会議長 様

吉田あやか 三重県議会議員 様

吉田あやか三重県議会議員によるSNS上の対応に関する抗議声明および申し入れ

私たちSWASH(Sex Work And Sexual Health)は、セックスワーカーの安全と健康、人権を守るために活動する団体です。

2026年10月16日頃から、三重県議会議員の吉田あやか議員が、買春処罰法の問題点を指摘する人々(セックスワーカー当事者を含む)に対し、SNS上で返信を重ねています。私たちはその内容に強い懸念を抱いており、ここに抗議するとともに、今後の対応の改善を求めます。

1. 抗議の理由

買春処罰法への見解が異なること自体は、対話を通じて理解を深め合える余地のあるものです。しかし、今回の返信の中には、自らの経験を言葉にして開示した人々の勇気と誠意に応えているとは言いがたいものがありました。とくに、当事者の病歴や体験を疑うように受け取れる表現や、からかいと受け取られかねない表現は、体験を語った本人だけでなく、私たちにも大きな衝撃を与えました(具体例:2026年10月21日午後9時31分投稿。該当投稿のURLを別紙に示します。以下同様)。吉田議員が看護師としての経歴を持つことを考えれば、医療・健康にかかわる体験の語りに対しては、一層の慎重さが求められると考えます。

また、セックスワーカー当事者に限らず、苦言を呈した人々に対しても、真摯とは言いがたい応対が見られました(具体例:2026年10月21日午後4時4分投稿)。もちろん、議員個人に対する誹謗中傷は許されるものではありません。そのうえで、政策や見解への異議・批判と、個人への誹謗中傷とは区別されるべきだと考えます。

セックスワーカーが、社会的な立場や権力の大きく異なる相手に自らの経験を開示したとき、軽んじられたり、からかわれたりすることがあります。こうした対応は、当事者を萎縮させ、声を上げにくくします。今回それが、あらゆる立場の人々の安全と健康、幸福のために力を尽くすべき公職にある議員によって行われたことの重さを、私たちは強く懸念しています。

2. 要望事項

吉田議員へ

(1) 見解の異なる人々の声を軽視したり、侮蔑的と受け取られかねない態度をとったりすることを、お控えください。多くの意見が寄せられて戸惑われることもあるかと思いますが、寄せられた声の多くは、議員個人の人格ではなく、政策や見解への異議と批判であることをご留意ください。

(2) 当事者の体験や声を、政策形成の場で受けとめる姿勢を持ってください。三重県議会は2026年3月23日に「売春防止法の規制強化等を求める意見書」を可決しました。同意見書は、買春行為への罰則の追加等を求める一方で、性産業従事者等への包括的な生活支援策の構築も求めています。処罰の導入を求めることと、セックスワーカーの生活や人権を守ることは、当然に両立するわけではありません。規制強化が当事者の安全や生活に与える影響を十分に検討し、当事者自身の声を聴く機会を設けていただくよう求めます。

三重県議会の皆様へ

(3) 上記意見書が掲げた「包括的な生活支援策」について、県としての具体的な施策の検討状況をご教示ください。

(4) 本申し入れの内容を、議員の皆様にもご共有ください。

3. 対話の提案

セックスワークの廃絶を目指すか否かという立場の違いを超えて、誰もが安全と健康を守られ、困難に直面したときに必要な支援を受けられる環境を整えることは、政治の重要な役割です。私たちは、意見交換や勉強会の場を設ける用意があります。法務省に設置された「売買春に係る規制の在り方検討会」のヒアリングに際しても、関連する調査研究や資料を収集・整理してきました。これらの知見を共有し、互いに学び合う機会をいただければ幸いです。

つきましては、本申し入れへのご回答、あるいは対話の機会について、2026年11月9日までに下記へご連絡ください。

連絡先:(省略)

セックスワーカーを含むすべての人の安全、健康、尊厳が守られる社会に向けて、建設的な対話が実現することを願っています。

2026年10月23日

SWASH

代表 げいまきまき