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「京都大学附属病院で35年間勤務」経歴偽り無免許で医療行為をした罪などに問われた男に懲役5年...

大阪・北新地のクリニックで、医師免許がないのに医療行為を行った罪などに問われている男の裁判で、大阪地裁は29日、懲役5年の判決を言い渡しました。

無職の原田伸一被告(67)は、2024年9月から2025年4月にかけて、大阪市北区の「北新地さくらクリニック」で、医師免許がないのに、患者169人に対して、がんの診療などの医療行為をした罪や、知人にがんワクチンをめぐる架空の投資話を持ちかけ、約3000万円をだまし取った罪などに問われています。

これまでの裁判で、原田被告は医師法違反の罪については認めた一方、詐欺の罪については「現金は投資のために受け取ったものであり、返金されない可能性も説明していた」と否認していました。

検察側は冒頭陳述で、犯行に至る経緯について「原田被告は、約30年前から女性といい条件で交際したいと考え、医師であると名乗り始めた」と指摘していました。

また、論告では、「患者の生命などに深刻な危険を生じかねないもので、クリニックに所属する職員の社会的信用も失墜させただけでなく、医師全体に対する国民の信頼をも傷付けかねない」と批判し、「金の欲しさから犯行に及んだと認められる」などとして、懲役6年10か月を求刑していました。

原田被告は最後の意見陳述で「一切だます行為はしていないと強く言いたい」と述べました。

29日の判決で大阪地裁は、「被害者が誤解していたことを利用した卑劣な犯行。重要な医療行為をしており、医療機関の信頼を揺るがす犯罪だ」と指摘。裁判のなかでも、虚偽の供述をしており、「反省の態度はみられない」として、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。

原田被告の弁護人は判決を不服として、控訴する方針を示しています。

■“輝かしい経歴” 履歴書に「京都大学附属病院で35年勤務」

クリニックによりますと、原田被告が提出した履歴書には『京都大学医学部卒業』『医師免許取得』『特技、外科オペ』などと記載されていました。さらに『京都大学附属病院で35年勤務』などと輝かしいウソの経歴が書かれていたということです。

原田被告を採用したクリニックの経営者は、2025年10月、読売テレビの取材に対し、「京大OBの先生の名前を出すと、知っているという話になり、まったく疑いもしなかった」と話す一方、医師としての技量を疑う部分もあったと話していました。

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