3.11とか熊本地震などの被災者の人たちのことを忘れちゃダメだ、寄り添い続けなきゃダメだと、みんな言うよね。その通りなんだけど、日々報道されている不幸、例えば裏山が崩れ家族や財産を失った人たちのことを、すぐに忘れるんだろうね。一人ひとりの悲しみや苦しみは、みんな同じなのに。
個人が認知・処理できる情報量には限界があるから仕方ないことではある。言ってしまえば、細かいことなど一々覚えていられないということ。
故に小さな事件・災害がスルーされ、忘れ去られることは自然なことである。
故に小さな事件・災害の被害者に手を差し伸べるのは個人ではなく、国家の福祉システムであるべき。
民衆の一時的な感情の高まりに期待するのではなく、国が粛々と被害者救済に当たること。
それが税金を払う価値ってものではなかろうか。