「ドリーム」の件、俺は数少ない元邦題容認派だったので、この騒動はただ辛い思いしかしてないということだけ伝えたい。この辛さがせめて映画のヒットにつながることを祈るしかない。映画を、映画の中身を見てやって欲しい。
「Hidden Figures」公開にこぎつけてくれた関係者が今回の騒動をどう思ってるのかというのは凄く聴いてみたいんだよな。愚痴なら聴くよ?という気持ちである。多分さ、もう絶対に日本の人に映画館でこの映画を見せてあげたいという気持ちで公開にこぎつけたと思うんだよ。それなのにな。
俺、あの邦題嫌いじゃないのは、すげえ色々苦心惨憺してあの邦題なんだと思うんだよ。20世紀FOXの中でこの映画ビデオスルー候補だったに決まってんじゃん。ヒットする「要素」がないわけだからさ。それをねじ伏せるためにあらゆることをやった結果があの邦題なんだと思うんだ。でそれでケチがつく
俺さ、邦題つけた人が無能とか言われるのすごくつらいんだよ。だってこの映画を日本公開にこぎつけてくれた人が中身を理解してないわけないだろ。それでも、どうにかしていろんなお偉いさんに「日本公開させてくれ」と言って広く興味を持たせるためにやったのが、この綱渡りな邦題じゃないかと。
俺は思う。今回の件は本当に誰も幸せにしていない。映画ファンと称する人間達が、情熱を持って日本公開にこぎつけた人の仕事を引きずり下ろしたんだという無念さがある。ちょっと妄想入ってるのかも知れないが、想像するだけで泣きそうになるんだ。俺が関係者なら布団でぐしゃぐしゃになるくらい泣く。
うーん...自分の見聞きした範囲だと映画配給の人はそこまで考えてないような気がする。