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ある朝、母親が死んだ

【社会】中高年ひきこもり、高齢化進む…親の死後「餓死するまで閉じこもるのか」★5 [無断転載禁止]©2ch.netより。

264名無しさん@1周年2017/08/02(水) 01:18:46.99ID:EEaN5C/e0

ある朝、母親が死んだ

いくら揺すっても布団で寝たまま動かなかった

普通の平凡な日常が終わった、俺は寒気がした

普通は悲しいとか思うんだが、怖くて仕方なかった

自分に喪主なんか到底無理だ何を語れるんだ、近所親戚に顔を出せない怖い

どうしよう、それしか思い浮かばない

しかしやるしかない、パニックになり電話帳や葬式や住職等をネットで意味もなく検索する

すでに時間もたち母親が死後硬直?してきて急いでエアコンを全開でかけてみる

結局は夕方、弟に電話でなくなったことを渋々連絡する

弟はいろんな親戚に電話をしたらしい

俺は2階の部屋に閉じこもったままタイミングを失い出るに出れなくなる

下の方でたくさんの声が聞こえてくる。急だったわねとか、あなたご長男さん?などと弟に言っている

俺は消えたいが消えることもできない、しばらくして三男と妹も到着、親戚も集まり大勢に声がすごい

俺の部屋の前に肉親が集まり「こんな時にどうしたんだ?」「病気か?」などと声が廊下に響く

案の定ドアをドンドンたたく、大勢がドアの前に居る 出るに出らない

布団をかぶってミノムシのように時間が過ぎるのを待った、糞小便はゴミ箱にした

深夜、腹がすいて仕方ないので冷蔵庫に行こうとしたがソファーに気配を感じたのでやめた

翌日さらなる地獄だった

近所の人が次々とくるわ母親の知り合いまでくる

何度も声が聞こえてくる「ご長男さんは?」「今は何をしてらっしゃるの?」胸が痛い 階段を降りようとしたが足がすくんで動かない

最後にクラクションを鳴らす霊柩車を自分の部屋からみて手を合わせた、自分でも何をやってるのかわからなくなってきた

親戚がいなくなったあと閑散とした部屋で大泣きした 最後まで何もできなかった

創作感はあるけど、情景描写は中々のものである