「科学は絶対的に善であり、間違うことはない」と思っている人。その自覚のなさ。
ニセ科学批判の人、かなりの割合でそうなっている印象がある。
人の心を「科学」という言葉でねじ伏せようとするとこうなるのかな。
まず、事の真偽と善悪は(とりあえずは)別物であるということに気付くべきであろうか。
科学は単にその主張の真偽を判定するだけで、そこから善悪の話に繋げるのはまた別の話。
確かに真偽は善悪は直結しやすい概念ではあるが。
多くの人は知性が不足しているから「間違っている=悪いこと」と認識してしまうのだけど、科学の世界では「間違っている」ことに関しては、それ以上もそれ以下の価値もなく「単に間違っている」だけ。
知性不足な人達は「間違っている=悪いこと」で、したがって「お前も悪いやつ」という連想が先走るので、そこに対して感情的な反発に出ることになる。
いずれにしても、教育は重要である。