①「なるほど」
まずはこの返しです。理解してないけどわかったつもり。「なるほど」の一言だけ返して質問しない。若手のデキるふり男子に多いようです。本人は気づきませんが、上司先輩から説明を受けての「なるほど返し」は、わかってないんじゃないかと相手を不安にさせます。
②「おっしゃるとおりで〜」
次にこの返しです。相手の発言を受け入れてるようで、実態は丸ごとスルー。本人に自覚はありませんが、自分の言いたいことを早く言うため、ほかの話題へ切り替えるために使う言葉です。発言した相手にスルーされた印象を与えてしまいます。
③「一つだけ質問いいですか?」
そして質問。よく耳にするフレーズだと思います。何か鋭い質問が来るのかと期待させますが、重箱の隅をつついた指摘だったり、内容がわかっていないのでズレた質問だったりする傾向が強いです。会話が発展せず、もう一度最初から説明する羽目になることも。
①繰り返す
相手が「ここが課題です」と言ったら、「ここが課題ですか」と繰り返す。あるいは「ここを何とかしなければいけない、と考えられてるわけですね」と自分の言葉で繰り返す。話してる相手が「そうなんですよ。それでね……」とより詳しい説明を自然と続けたくなります。
②乗っかる
「私も似た感じのことを考えていたのですが〜」「私もそこが気になってたんですけど〜」と相手の発言に乗っかって自分の考えを伝える。「おっしゃるとおり」と違って、意見をくんでもらった印象を相手に与えるので議論が弾みます。
③私がわかってないのかも知れませんが……
……と切り出す人は、話の構成を整理して質問することが多いようです。たとえば「課題の解決を3ステップで進めていくという理解でよいでしょうか?」「2ステップ目がイメージがつかめなかったのですが、どう進めていきますか?」と、自分なりにこう理解したよと、体系的に説明してわからない部分を質問します。明確で建設的な質問なのでより会話が盛り上がります。
①MMM
「目的、目標、問題」の略。何をやるべきかがテーマの時に話の構成を整理する型です。
・目的:なんでそれをしたいのか、それをするとどんなよいことあるのか
・目標:目的をみんながわかるように数値化したら何になるか
・問題:目標数値と現実に、どれだけGAPがあるのか
そして課題〜どうやったら、そのGAPを埋めれるのかを考えます。
②IPO
「Input Process Output」の略。やるべきことは決まっていて、どうやるかがテーマの時に整理する型です。
・Input:どんな情報や材料が必要か
・Process:どうやって作業を進めるか、どんな方法で作るか
・Output:どんな物、どんな資料をつくるか
③QCD
「Quality Cost Delivery」の略。何を作るか(Output)が決まっていて、どう仕上げるかがテーマの時に整理する型です。
・Quality:どれくらい丁寧につくるか、どれくらい仕上がりが粗くてもよいのか
・Cost:どれくら手間や人手をかけるか、かけないか
・Delivery:スピード重視かゆっくりでもよいか
④PDC
「Plan Do Check」の略。仕上げ方が決まり、アクションの進め方を整理する型です。
・Plan:予定
・Do:実行
・Check:実行状況を予定と比べる
そして予定どおり進んでいないなら、Action〜対策をうつ。
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