君主道徳と奴隷道徳 - genesis16bitの日記より。
君主道徳は強く高潔な人間の道徳であり、その特徴は自己肯定や傲慢、自律です。生物的欲求や自分の感情を原動力に成り立ちます。自分にとって益か害かがそのまま善悪の基準になるのです。
"強くなれば思い通りに行動できる。だから強いことは善い。自分を弱くするものは悪だ。"と考えるのです。
一方、奴隷道徳は弱く卑しい人間の道徳であり、その特徴は自己否定や謙遜、慈悲です。生物的欲求や感情の満たされない弱者の嫉妬や恨みを原動力とします。強いものが悪いと信じることで、自分を慰めるのです。
"強い者は自分勝手に振舞う、だから強いことは悪い。そしてその反対の弱い者は善い"と考えるのです。