/note/social

悪しき相対主義(id:lets_skeptic)

相対主義的な考え方をどこまでも推し進めると、「人間は絶対的な真実には到達できない。あらゆるものは相対的であるから、どのような主張も否定できない。」なんて考え方に陥っちゃうんだよね*1。絶対的な真実でなければ皆同じって考え方に繋がる。まさに糞でも味噌でも一緒にしちゃう主張だよね。

(中略)

現実から離れて、哲学的だったり論理的だったりする事しか考慮していないと、こういう問題に簡単に入り込んじゃう。少しでも現実に目を向けてみれば、絶対的な真実がわからなくたって、何かを判断することはできるという結論にしかならないってことは分かるはずなんだけど…。

現実問題として行き過ぎた相対主義を主張する人は、たいていまともな相対主義のフレーズと行き過ぎた相対主義の間を行き来しながら、ふらふらした主張をし続けるか、具体的な話に絶対に入り込まないようにすることで、自己矛盾を隠そうとし続けるみたい

(中略)

具体的な話に絶対に入り込まない人は、一部で「メタぶりっこ」なんて表現されてたりするけど、面白い表現だなって思うよ。メタ視点での話のように見えても、具体的な話(ベタ)ができないんだったら、それはメタ視点のふりをしているだけで、メタ視点じゃないからね。メタ視点というのはベタを見る視点じゃなきゃいけないんだから、ベタが見えてないのはメタ視点じゃないってこと。

行き過ぎた相対主義はやっぱりダメダメ。行き過ぎた相対主義の立ち位置で他の人の意見を批判している人は、「他の人は何も正しいことはいえないが、自分は正しいことが言える」という差別的で独善的な主張をしているのに等しい。

ふむ。