はびこる「陰謀論」6つの特徴とは――フェイクニュースの見分け方 | デイリー新潮より
(1)ある出来事(あるいは世界・国内社会全般)の背景には、何らかの「秘密の強い力・組織」が働いている、と考える。こうした力・組織の例としては、日本政府やアメリカ政府、米軍、中国、韓国、ユダヤ人(ユダヤ系金融資本、ユダヤ人国際機関なども含む)、ロスチャイルド家、フリーメーソン、ナチス、ロマノフ家、共産主義者・共産党(かつてはコミンテルン)、宇宙人、UFO、反日勢力などがある。
(2)こうした「強い力」を持つ者たちの狙いは、日本や世界を自分たちの思い通りに動かすことだ。
(3)その「強い力」を持つ勢力が、裏で社会や歴史を動かしている。
(4)この勢力や陰謀の存在は、秘密のまま決して明るみには出ない。
(5)こうした勢力や陰謀の存在を、新聞・テレビなど主流マスコミは一切伝えない。それは「強い力」を持つ勢力の圧力による。またはマスメディアそのものが彼らに支配されているからである。
(6)自分たちが利益を得た場合は陰謀論は登場しない。自分たちが何らかの「被害」を受けたと論者が考えるときのみ、その原因として陰謀の存在を主張する(例:ルーズベルト米大統領は日本の真珠湾攻撃を事前に知っていた。日本を「騙し討ちの卑怯な国」と非難して世論を参戦に向かわせるためにわざと放置した)。