「王様、こちらはバカには見えない布でございます」 「ほう、ではそれをそなたの顔に被せよ」 「はい」 「余が見えるか」 「見えません」 その瞬間、王は剣を抜き、詐欺師の目の前に刃先を突きつけた。詐欺師はまばたきひとつしない。 「……見事じゃ。褒美をやるから帰るが良い」 王は笑って言った。 @kaityo256
「王様、こちらはバカには見えない布でございます」
「ほう、ではそれをそなたの顔に被せよ」
「はい」
「余が見えるか」
「見えません」
その瞬間、王は剣を抜き、詐欺師の目の前に刃先を突きつけた。詐欺師はまばたきひとつしない。
「……見事じゃ。褒美をやるから帰るが良い」
王は笑って言った。
@kaityo256
教訓:知性と洒落っ気を併せ持つ王はかっこいい
(2018/03/20)