美人記者が取材に来た時に「美人だからセクハラをする」か「ハニトラが怖いから断る」の二択しか選択肢にない人って何なんだろう。
ただ普通に仕事をすればいいだけの話じゃないの？
正論である。
とはいえ、そうなると今後は女性記者は「普通」の成果しか出せなくなってしまう。
何故なら、今後男性の取材対象はわざわざリスクを負ってまで女性記者と親密になろうとはしないだろうから、得られる情報は表層的なものになることが予想される為である。
セクハラするつもりはないが、何がセクハラ扱いされるのか分からず怖いというオッサンはそれなりにいるので（それはそれでどうなんだという議論はあるが、ここではさておく）、女性記者と積極的に親交を深めることはリスクであるという点のみが認識される。
むしろ、マスコミ側に女性記者を寄越さないでほしいという要請が行われることも十分予想されるだろう。
一方、男性記者にはそのようなリスクが存在しないので、取材対象と親密になれる可能性が残される。結果として重要な成果をモノにするチャンスは男性記者に集中することになる。
まぁ、仕方ないと言えば仕方ないことではある。
「だから黙ってセクハラを受け入れろ」と言う話ではなく、あるべき姿を追求すると必然的にそうなるだろうという話である。
この問題の解決には社会の構成員の意識改革というレベルでは不十分で、より抜本的な対策が必要になると思われる（全身義体化による性別の隠蔽化など）。