弱者男性論って、もてないだの金が無いだの孤独だだの、誰にでも起こり得ることをなぜか男性にだけ起こり得るもの、みたいな論拠で話すからすごく違和感がある。今の男女間にかなり大きな賃金格差がある状況で、支援してくれるパートナーもいない女性やトランス女性なんかのほうがよほど危機的なのに。
男性の発達障害と弱者男性論が接続されていく感じ、今のインターネットでひしひしと感じる。女性やセクシュアルマイノリティの発達障害が当たり前のように無視されていく。
被害妄想では。
元々「キモくて金のないオッサン」が社会から存在しないものとされていたという前提があって、そこにフォーカスを当てているのだから女性弱者が無視されているように見えるのだろうか。
大前提として、男女の区別なく弱者には救済の手を差し伸べるべきという方向性にブレはないはずであるが。