まさか自分が虐待なんて
って産む前は思ってた。
ごく一部の気性の荒い不良のような環境の人だけだって。
でも今は違う。
「何でこんなに一生懸命なのにこの子こんなに泣くの」
って夜中にたかだか数分泣いてただけでイライラしたし動作も荒々しくなった
「虐待」がすぐそこで私を見てる気がする。
結局のところ、現代社会における人権意識では子供を育てるという行為自体に無理があるということである。
個人の人権の大切さが強調される時代で、一人の母親が24時間体制で育児にあたることは母親自身が被害者意識を持ってしまうのは無理もない。
まともな育児というものは、旧い時代のように「それが母親として女として当然の務めだ」という規範意識に裏付けられた母親の犠牲的献身があればこそ可能だったのであろう。
しかしながら、もはや旧い時代に戻るわけにもいかないので、何か新しい制度を考える必要がある。