数十年前から登山の商業化が進む世界最高峰エベレスト(Mount Everest、標高8848メートル)は、高額な費用を払うもののゴミには無頓着な登山者たちの増加によって、世界最高峰のごみ溜めと化している。
ごみを減らす努力も行われている。ネパール政府は5年前、各チームにつき4000ドル(約44万円)の預託金(デポジット)制度を導入。預けたお金は、各登山者が最低8キロのごみを持ち帰った場合に返金される。
チベット側のヒマラヤ山脈でも同量のごみの持ち帰りが義務付けられており、違反した場合には1キロ当たり100ドル(約1万円)の罰金が科される。
エベレストレベルの標高になると空気が薄くてヘリが飛ばせないから空からの大量輸送が難しいという事情もあるのだろうか。
ここはひとつフルトン回収システムによるゴミ回収システムを導入するべきでは。