だからさあ一番多感な時期に「オウムの失敗」を刷り込まれ、宗教による救済もテロリズムによる解放もないのだと刷り込まれたロスジェネって本当に不幸なんですよ。物理だけでなく内面世界ですら救いはないって叩き込まれているから、それこそ低能先生みたいに自爆的な自殺するしかなくなる。
思えばさあ、宮台の「(ハルマゲドンは来ないから)終わりなき日常を生きろ」って酷い呪いだよな。キモくてカネのないおまえらにいいことなんか永遠に起きないけど社会のために捨て石になれ言うてるだけだもの。
思うに一部の燻っていた人々にとって3万人死んだ東北の震災って、AKIRA→(大友絵の)幻魔大戦→ソ連崩壊→麻原逮捕→天皇崩御まで来るぞ来るぞって余震を受けてついに来た一発(たしか竹熊健太郎がそんなこと言うてた)みたいなこの世の終わりを告げる天使のラッパとして捉えられたんだろうな。
そう考えると、あの震災でおかしくなった人の心理にだいぶ説明が付く。
熱狂的に支持された小泉政権だって民主党政権だって「いいことなんか起きない」のみんな気付いていたんですよ。橋下や安倍のコアな支持者にしてもそう、誰か(罪もなき人)の頭にハンマーを振り下ろしてひと時の非日常を見たい、それだけなのだ。
なあ、わしらはみんな低能先生じゃないかね。
将来に何の期待や希望もなく、学校を卒業して社会人になったら残りの人生は消化試合みたいな価値観であるな。
確かに同世代にそういう人はとても多かった。