「遠い外国で苦しんでる人を助けるより、身近に苦しんでる人を助ける方が先」という主張はわからんでもないんだが、誰が「身近」か、と考えたとき、人間の感じる「心理的距離」というのはなかなか難しい。多くの人にとっては、低賃金で働く見知らぬ日本人より殺処分を待つ犬や猫の方が圧倒的に「身近」
この心理的距離を「犬や猫より人間の方が優先だろ!」つう政治的に正しい倫理で上書きしようとすると、「じゃあ遠い外国の人も一緒だろ」という話になってしまってな。実効性を考えると「助けを必要としている人に対して世間が抱く心理的距離を縮める」のが一番有効で、イメージ戦略という話に落ちる