初心者にも分かる!リライト作業の具体的な進め方とは?【クラウドワークス】より
■はじめに
webメディアの発達や、検索エンジンのアルゴリズムの変化によって、ライターの仕事として「リライトライター」という新しい仕事が生まれてきています。
リライトと一般的に言うと、文章をできるだけ変更せず、推敲や校正などにとどめてよりよい文章にするための作業と認知されていますが、ここでいうリライトとは全く違います。渡された文章を、「言いたいことは変えずに、全く違う表現方法に書き直す」という作業のことを言います。
多くのサテライトサイトを運営している場合、コンテンツのネタを考えるのは一苦労。
同じネタでも、全く違う表現方法でたくさんの記事を制作することによって、キーワードやテーマを節約できるという技とも言えます。それでは、リライト作業の主な流れについて見ていってみましょう。
■文章全体を通して何が言いたいのかポイントを掴む
まず、リライトの対象になっている文章を、しっかりと読み込みます。
この文章はどんな流れで、最終的に何を言いたいのかをしっかりと掴むことが出来ないと、リライト作業はできません。全体の文章をくまなく把握し、重要なポイントはどこかを考えて、自分が書くならどう書くかを考えつつ、リライト作業に入ります。
■キーワードは変えず言い回しや文体を変える
そして、重要な部分や大切なキーワードを選定し、そこだけは変えないように(削除しないように)しながら、自分なりの表現方法に変えていきます。元の文章の片鱗が見えてはいけませんが、文章の根幹となるものがなくなっていては、これもまたリライトの意味がなくなってしまいます。
ベースになる考え方は大事にとっておき、上物で変化をつけていくことが必要です。
■装飾
次に、文章の「装飾」です。
言葉の通り、文章を装飾、つまり肉付けをします。元々の文章には無かったことでも、訴えたいことに対して説得力を強めたり、説明をわかりやすくするために、新たな事例を付け足したりするとなおよいでしょう。
文章のオリジナリティが強くなりますし、よりリライトの効果が期待できるでしょう。
■まとめ
ブログやウェブコンテンツなどにおけるリライトとは、単に「ですます調」を「である調」に変えたり、言葉尻を少し変えたり、別の単語に置き換えるだけではありません。
文章そのものを書き換えるという方が正しいでしょう。元の文章をちょっといじれば良い、などと安易に考えていては、仕事としてのリライトライターは勤まりません。リライト・校正案件で実際のお仕事を見てみると具体的な作業イメージが掴めるかもしれません。
リライトライターでも立派なライターであり、ライターとはまた違う能力が求められていると自覚しましょう。
そこはかとなく邪悪な気配。