産婦人科医師の勤務時間が長いのは、今に始まったことではなく、おそらく以前からそうであったし、これからもそうであると思います。分娩を扱う診療科ですので、24時間かわりなく働く必要があるからです。
女性医師が増えることによって起こってくる問題は、夜間の当直業務や緊急呼び出しに対応する医師数の減少と男性医師の敬遠です。
ただ、就業問題を考えるに当たって忘れてはならないのは、本当に不足しているのは「昼間の医師」ではなく、「夜間に働くことのできる医師」です。少なくとも、産婦人科ではそうです。
極端な話、診療科選択時点での男女比や必要人員数に至るまで配慮していかなければ、産婦人科医療は本当に崩壊してしまうのではないかとまで、考えてしまいます。
産婦人科の現場で働く女医からすら男女比をどうにかしないとヤバイという危機意識はあったということなんだな。