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"劣化したオッサン"生み出す日本企業の罪

一方で、日本の大企業の場合、「あなたはここまで」と言われる年齢が40代以降なので、その時点で取れるキャリアオプションはほとんど残っていません。

結局は「辞めるよりも、今の場所でソコソコにやっていくしかない」ということになり、その場所から、華々しく活躍してどんどん昇進していく人たちを眺め続けなければならない。つまり「自分を拒否する組織に残り、拒否されない人の活躍を見続ける」ことになるわけです。

外資系企業はパフォーマンスが見合わない場合サクッと解雇されるが、日本企業の場合は労働基準法の絡みもあって解雇はされないが飼い殺しになり、↑みたいなことになる。

この問題を考察するにあたって、予防医学者の石川善樹が提唱する「人生を四つのステージに分けるコンセプト」を引いてみましょう。

すなわち、春に当たるファーストステージの0~25歳は、基礎学力や道徳を身につける時期、夏に当たるセカンドステージの25~50歳は、いろんなことにチャレンジし、スキルと人脈を築くとともに、自分はなにが得意で、なににワクワクするのかを見つける時期、そして秋に当たるサードステージの50~75歳は、それまで培ってきたものをもとに自分の立ち位置を定めて世の中に対して実りを返していく時期、そして冬に当たるフォースステージの75~100歳は余生を過ごす時期、というモデルです。

人生の「4ステージモデル」