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「より不寛容な態度をとれば、より正義の遂行etc...になる」と思われがちなのは何故か

「自他に対して不寛容であること」と「正義の行使」や「筋を通すこと」「欺瞞を正すこと」等は分けて考えられるのだが、とかく「より不寛容な態度をとれば、より正義の遂行etc...になる」と思われがちだったりする。これはなぜなのだろう。

@GoITO

それは日本人が権威主義だからである。

日本人にとって権威とは束縛するもの・侵しがたいものという概念である。つまり、権威とは絶対者であり不寛容な存在・概念ということであり、家父長制における父親的な存在と言い換えることもできる。

更に、日本人の素朴な観念として正義と権威は不可分であるという刷り込みがある。日本人にとって正義とは権威であり、権威とは正義でもあるということである。

これらが複合されることで「正義とは不寛容な権威が絶対の権力を以って執行するもの」という観念が結実する。

したがって、正義の代行者を自認する人々がより不寛容になっていくのは当然であると言える。