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将来的には子育ては馬主のような共同出資形式に変化する

現在の人権感覚からすると、例え育児であろうと個人の自由な時間や活動が制限されることに耐えられる人は少ない。そもそも妊娠・出産は母体にかかる負担を考えると、21世紀現在でもハイリスクな行為である。したがって、今後も妊娠・出産・育児を厭う人が増えることは避けられない。

人々の本質的なニーズとは、自分に手間をかけずに健やかに育ち、気が向いた時に家族ごっこができる人間の子供である。

これに対応する形で、まず人工子宮の実用化が急務である。人工子宮により女性を出産から解放することで、女性が出産の為に仕事に穴を開けるというトラブルを解消することができる。

次に育児を家庭から分離する。

子供は公共施設にて一括して育成される。専門のスタッフが24時間体制で面倒を見ることになるので、家庭の負担は低減される。「親」は機週末や休日などに施設に訪問することで親子の絆を育むこともできる。

親権の概念は養育費を共同出資する複数の「親」が共有するものになる。現在における馬主と似た概念になるだろう。これは複数の親を持つことで多様な価値観・生活スタイルを知るよい機会にもなり、偏った考え方を持つことを防ぐことに寄与するだろう。

社会で一丸となって子供を育てる。