ユーザーの仕様検討不足をベンダーの我々だけの責任だと決めつけ,追加工数を出さず現状の工数や期間で吸収するように強要。ユーザーからは一切責任を取る態度は見えない。これは一度や二度ではなく,発生の都度定常的に行われている。
あからさまな仕様変更時でも,「要件は変えていない。実装はあんたらベンダーが考える事」と取り合ってくれない。 結果,お金や納期が圧迫され,我々開発チームは心身共にボロボロになる。
ユーザーの情報システム部が機能しておらず,契約時に取り決めたユーザー側の責任作業にミスがあっても,こちら(ベンダー)の責任だと非難され,それを理由に検収をしてもらえなかった。相手の社長はさらにひどい。機能説明会で自社の社員が居眠りをしているのを見つけると,「お前らが分かりやすく説明していないから,うちの社員が居眠りする。こんなのでは検収しない」と恫喝された。
プロジェクトのトラブル対応のため,24時間体制で作業していた。一人,また一人とほぼ毎日のようにこちら(下請け会社)の社員が倒れていく状況。元請け会社のプロジェクトマネージャ(PM)が下請け会社の責任者に,倒れたメンバー分の補充を要求している現場を目撃しました。当時のPMが言った言葉で忘れられないのが,「とにかく数を用意しろよ!」でした。人扱いしていませんでした。
たとえば金曜日にシステム障害が発生すると,元請け会社の社員は「週明け月曜日までにお願いします」と要求する。土日に出勤してやれということです。また,元請け会社の社員が土日にテストをする場合がある。その際も,「何かあったときにすぐに対処できるように現場で待機していてください」とスケジュール外の作業をさも当たり前に強要する。
元請け会社と我々(下請け会社)の間では,プロジェクトについて契約済みだったが,元請け会社がユーザーと未契約のまま6カ月もプロジェクトを実行した。しかし,元請け会社とユーザーが折り合えず,プロジェクトが頓挫。そのため,下請けの我々にも元請け会社からお金が支払われなかった。支払いを求めると,今後の付き合いをちらつかせながら今回の契約破棄を迫られた。最後は会社対会社の話になり,押し切られた。
突然元請け会社のPMが,超過時間分の単価を引き下げると言ってきた。明らかにプロジェクトの予算が足りなくなってきたことが理由だったが,「単価引き下げは,あなたの生産性が低いからだ」と一方的に決めつけられた。
同僚が「脅迫めいた一方的な値下げ要求」もしくは「ここで開発したプログラムは他社にも売れるからタダにしろ」という無茶な要求をしていました。ベンダーが些細なミスを犯した際に,開発会社の親会社に密告して担当者を左遷させるなど,同僚ながら恐ろしいと感じました。