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人工子宮とか

代理母すらも不要に!? 2034年、人工子宮で人類が出産から解放される日より

実際に人工子宮の研究開発は着実に進められていて、順天堂大学の桑原慶紀教授の研究チームが合成羊水を満たした容器の中でヤギの胎児を育てることに成功したのは2002年、もう12年も前のことになる。翌2003年には、コーネル大学のヘレン・リュー教授のチームが、人工的に培養した子宮内膜の組織を貼りつけた試作段階の人工子宮の中で、ネズミの胎児を懐胎から出産直前まで育てることに成功している。そして先頃、ヘレン・リュー教授はなんと人間の受精卵を人工子宮の中で10日間生育させたということだ。ちなみに法律によって人間の受精卵は受精後14日までしか研究に利用できないことになっているため、実際には人工子宮の中でもっと長期間の「妊娠」が既に可能であるのかもしれない。

ほう。

記事によれば人工子宮に対する具体的な批判として、「“お腹を痛めず”生まれた子供に深い愛情を抱けるのか?」という声がもっとも大きいだろうとイストバン氏は考えているようだ。そしてこのような声の裏には、人工子宮の誕生によって社会におけるこれまでの“女性観”が大きく変貌してまうことに対する危惧があるという。厳格なフェミニストとして知られる南メイン大学のジュリアン・マーフィー氏は、「体外出産(人工子宮)は女性の神聖な能力を放棄することであり、現在フェミニストたちの激しい反対の声を巻き起こしています」と述べている。

出産というイベント自体が女性だけに適用されるハンディキャップという考え方もあるからなぁ

参考:人工子宮による繁殖しか道はなさそう - note.dev1x.org

この辺の議論が収束することはまずないだろうけども。