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お互いが話し合って乗り越えてきたそのアカウントは思った。「私は不当に抑圧されているのではないか」。

一つたとえ話をしよう。昔、独身時代から付き合いのある女性アカウントがあった。そのアカウントは、結婚して、特に不満も無く幸せそうな日常をツイートしていた。ある時、ちょっとした夫婦の出来事をツイートしたら、次々と「それはモラハラですよ」「可哀相な奥さん」「その旦那許せない」等の(続)

@Ryang_Fang4

(承前)リプライが届く様になった。それまで夫婦仲良く、多少の喧嘩はあったとしても、お互いが話し合って乗り越えてきたそのアカウントは思った。「私は不当に抑圧されているのではないか」。日常のちょっとした出来事をツイートしてきたはずのそのアカウントのタイムラインは日を経るにつれ(続)

@Ryang_Fang4

(承前)どんどん夫への不満で埋め尽くされていった。RTやFavのも同じ様な憎悪で埋め尽くされていった。ある日、こんな報せが届いた。「私たち離婚する事になりました」と。無責任なSNSの有象無象が、本来は何も問題の無い家庭を粉微塵にした瞬間だった。あれ以来、俺はSNSの党派性を信頼していない。

@Ryang_Fang4

Twitterは憎悪を増幅する装置