先日知人が、「天然なのか知らないけど、今まで散々女であることを利用してきた女が急にフェミニズムとか女性差別反対に息巻いていて、でも全然女であることを利用するという態度は変わってないの、本当になんなの?と思う」という話をしていて、「さもありなん」としかお返事が出来なかった。
「女であること」のインセンティブと、「フェミニズム」のインセンティブのダブルインカムを求める女子が、「男であること」のインセンティブを受け取っていない男性を「低所得キモオタ」「アンチフェミニスト」という二刀流で切ることすら「社会正義」とか言っちゃうのが「男の余裕」になっている。
かつてラディカルなマルクス主義フェミニストたちが指摘した通り、家父長制において女は家畜や家具と同様に男の私有財産であるとしましょう。ですが、家畜や家具って、「持ち主が狂って壊す」か「差し押さえ」にでもならない限り、風雨にさらされ飢えさ迷うことはないのです。
男であることを利用しインセンティブを得ている男性はスルーして、そういった利権を手にしていない男性にフォーカスして加害者認定していくフェミたちの思考回路ってつくづく不思議。 「キチガイである」以外の適切な説明って可能なのだろうか。
かつて斎藤美奈子は「女の子には出世の道が二つある(自分で出世する/偉い人の嫁になる)」と言ったけれど、男の子に「偉い人の婿になる」という出世の道が開かれているとはいえません。男の出世は終始一貫一本道ということになっている。これ実は、「偉い人の嫁になりたい」人には好都合なのです。