そういや一番大事な事を忘れてたわ「結果を出さない奴はエリートではない」だな。宅配業者が「いま荷物を運ぶ方法を考えてます」って言ったら皆歩いてでも持って来いやってキレるじゃん。
不遇のエリートを気取ってる奴が、それを許して荷物が届くのを3年くらい待つんだったら筋通ってるけど、待たねえだろ、お前も所詮は大衆の一人なんだよ、そして役に立たねえだけ大衆より下だ
そこに気付いて「とにかく今出来る事から人の役に立って信頼を得て行こう」って考える奴がエリート
信用が無い奴に金と時間を投資する奴なんかいない、小さなことから人の役に立って信用を得て、それで徐々に大きな仕事に手を付けて行く、それが真っ当な道だ
何の実績も無いのに「そのうち皆を大きく助けるから援助してくれ」つって信用するか? 自分の親がそんな奴に投資してたら止めるだろ
いまの社会には沢山の問題が山積みで、人々はそれに苦しみながら働いてお金を稼いでる。そうしたお金を「いつか役に立つもの」に投資されちゃ困るんだよね
腰が痛い中働いて稼いだ金を握って医者に行った、医者は「いつか癌になるから検診しますね」と言う、そりゃ正しいんだけど、いまは腰が痛いわけ
そんな事言ったら患者は「うるせー!今は腰がいてえんだよヤブ医者がよ!!」ってキレて当然でしょ
まず腰の痛みを治してやって、信頼を得てから「あなたくらいの人はこれからがんになるから腰のついでに検診を受けましょうね」って言う方が通るだろ
今の世の中の面倒な問題は誰かに押し付けて、自分は自分が興味のある「将来役に立つこと」をやる
そういう事をずーっとやってた結果が、まあ今の社会のエリート不信ですね、当たり前、いま困ってる人を見捨ててる人間が「皆の為です」とか「いつか役に立つ」と言って信用されるわけねーじゃん
どうしてテレビに絶大な影響力があるか分かりますか? テレビやネットは「いま困ってる」とか「いま不安だ」というのをコツコツ解決して信用を積み重ねてるからですよ
学者が「我々の方が専門知識が多いから信用しろ」つっても、日頃テレビに助けられてる人にとっては「急に出て来て誰だお前」なわけ
急に出て来て信用されると思ってる時点で終わってる。信用ってのはまず日頃の小さな問題をコツコツ解決して行くことでしか得られないわけ
小さな問題を解決しない人間が、大きな問題を任せて貰えるわけねーじゃん、能力があろうがそれ以前に「そいつが善人である保証」がないもの
大衆ってのは常に「悪意のある賢い人間」から被害を受け続けてるから賢いってだけじゃ信用しないんだよ
この前だって賢い奴が大衆に水素水売りつけてたでしょ、賢そうってだけで信用する大衆はそういうのに騙されて、学んで「賢いだけの奴は絶対信用できない」ってなるの
こういうと皆「水素水売るのは一部の悪い奴で大部分の科学者はそんなことしない」っていうんだけど、それって痴漢にあって男性恐怖症になった人に「男性の殆どは痴漢しない」って言うようなもんで
確かにそりゃそうなんだけど見分ける方法がないから全部警戒するしかない、という当然の戦略
大衆はエリートを「能力が無い」「役立たず」と叩いてるわけじゃない、彼らはそれまでの人生で悪意ある人間に何度も騙された経験から学び
「お前も適当な事を言って皆を騙そうとしてるんだな許さねえ、自分の大事な人に被害が及ぶ前に叩き潰してやる」と思ってるわけ、だから積極的に攻撃してくる
そうした行動を「大衆が嫌がらせをしてくる」と捉える人間ってのは、世の中が見えてないわけですね
まあかと言って、何の結果も出せないのに金取ってる人間は、その時点においては詐欺と変わらないので、大衆のこの行動は完全に正しいですよ、自分を詐欺師だと自覚してない詐欺師が殴られてるだけ