誰も仰らない様なので申し上げますが、SNS上の、所謂「医クラ」と呼ばれる方々の、派閥合戦と、不確定な情報の拡散に関して、私自身は、非常に強い危機感を抱いています。これを発信させて頂くか、非常に逡巡致しましたが、この新型コロナウイルスの流行に際して、その傾向がより顕著になっていると、
感じています。
個人的な感覚としては、未知のウイルスに対して、不確定な要素が極めて多いにも関わらず、流行初期の段階から「マスクは不要」と断言し、ウイルスの感染力、免疫学的特性についても特定されていなかった頃から、「恐るるに足らず」という情報が、広く拡散された事について、
情報発信者側の思慮が足りなかったのではと感じています。
なぜ、今このタイミングで、この様な事を申し上げているのかと言いますと、「マスク不要論」の情報が拡散した時、私自身は、「不確実性の高い事柄について、その様に発信すべきでは無いのではないか。」と申し上げるべきだったと感じており、
非常に強い、責任を感じているためです。その意味で、私自身も、思慮に欠ける、無関心さであったと思っており、それについて、感染なさった方々に、申し訳なく感じているためです。
SNS上での、とりわけ人々の生命に関わる事柄について、情報をどの様に取り扱うべきかについては、一日二日の議論で結論が出るものでは無く、リスクコミュニケーション、情報学、また様々な医学分野の専門家の方々のお知恵をお借りし、今後、腰を据えて解決策について議論する必要が有ると、
私自身は考えております。
末筆となりましたが、以上は、私個人の見解であり、私の所属や、私と友好関係にある方々とは一切無関係である事を、明記させて頂きます。お叱りや、ご意見は、有難く頂戴致します。また何よりも、皆さま、どうか、お身体にご留意下さいませ。
この句読点の数、これは...