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コロナで加速、なぜ高齢者は若者の7倍もデマを拡散するのか

この研究では、なぜ人が虚偽情報を拡散しやすいのかの理由も明らかにしています。研究者たちはツイートに対して感じる「目新しさ:novelty」が、虚偽のニュースでは、特に突出していることを見つけたのです。そして、ツイートに含まれる言葉を分析すると、虚偽のニュースは、恐怖、嫌悪、驚きといった感情を植え付けるようなものであるのに対し、真実のニュースは、悲しみ、喜び、信頼などの感情を生じさせるものであることが多かったことも明らかにしています。結局、情報に対する「目新しくて、ネガティブな内容」であることが、虚偽のニュースを注目しやすくしているのです。

虚偽ニュースを伝える人の特徴は以下のような驚くべきものなのです。

  1. フォロワー数が少ない
  2. フォロー数が少ない
  3. ツイートの頻度が低い
  4. 認証ユーザーの割合は少ない
  5. アカウントの保有期間が短い
  6. 高齢者

ここで高齢者がでてくるのが一つ特徴的かもしれません。研究によれば、65歳以上の高齢者層は、18歳から29歳の人よりも嘘の情報を7倍多くシェアしており、45歳から65歳の2倍以上、30歳から44歳の3倍以上のフェイクニュースをシェアしていたということも明らかになっています。

「我々はいつも誤りを犯す。そうは思わないか、レイヴン。我々には管理するものが必要だ。我々は我々だけで 生きるべきではないのだ」

クライン先生の言ったとおりだ。