/note/social

白饅頭日誌:4月20日「きれいなつながり」

いま「金持ち」とか「エリート」とされる人びとがどのようなコミュニケーションをしているのかをまったく知らない人びとは、彼らが旧来的な自己利益の追求だけに最適化した「新自由主義」から、自分と自分の身内だけの生存に精力を傾ける「マイクロ共同体主義」に回帰していることを知っておくとよいだろう。

アフター・コロナの世界は「剥き出しの格差社会」が顕在化するといわれる。それは私もそう思う。だが、剥き出しでない「見えない部分の格差」は、顕在化している部分よりもさらに深刻な分断が広がっていく。「リモート」なライフスタイルが推奨され、これからますます発展していくであろう情報ネットワークがそれを促進する。人びとはさらに膨大な知識と資産を、一瞬にして交換できるようになっていくからだ。

より小規模な利害関係者で構成される集団が社会の単位になっていく。

つまり、ギルドの復活である。