「政策の良し悪しだけで政治家を評価するのが成熟した民主主義」との主張もあるが、現実の民主主義では「良い政策とは何か」の物差しが人によって違い、「そういう根本的に物差しの異なる人の間で何とか合意形成する」「そのためには人間心理の綾も活用する」ことが現実の政治家には必要、とも思ってて
「政策の良し悪しは一意に決められるはずで、良い政策が自動的に採用されるべき」「合意形成のためのコストは無視できるようになるべきで、正直そんなところにコストをかけたくない」という考え方の人が多いってのはわかるが
「政策の良し悪しは一意に決められるはずで、良い政策が自動的に採用されるべき」って、ZFCにおける選択公理みたいなもんかもなー、とも思う。この公理を仮定しないといろいろ証明できない定理が出てきて困るが、現実には「有限回の操作では選択できない」のも事実で
まあ、「選択公理を採用した方が、バナッハ=タルスキーのパラドックスとか出てきて楽しいぢゃん」てのはわかるけどな
これは確かに