「総理番」と呼ばれる記者をご存じでしょうか。政治取材では「バンキシャ」という言葉がよく使われます。有力な政治家の「懐」深くに食い込んで、さまざまな情報を得たり、時には政策を議論したりするそうです。一方、総理番はまさに総理大臣を担当する記者です。テレビ、新聞、通信社がそれぞれ総理番に若手の政治部記者をあて、一挙手一投足を逃すまいと取材にあたっています。
という記事に対して、総理番はベテラン記者を当てて切り込むべきだという意見なのだが。
碌な準備もない日々の会見で、総理大臣が言わんでもいいことをうっかり口を滑らせるのは国としてデメリットしかないので、ワイドショー受け狙いな記者（例の東京新聞の記者みたいな）がいては逆に困る。
そもそも具体的な方針や方法論は結局は実務家の方で進めなければならないわけで、個別の問題について総理の見解なんぞ聞いてどうするという話でもある。
だからこそ総理番は新人に当たり障りない取材をさせているのだと思うのだが。