/note/social

「性風俗店には行かないオレ」を自慢げに話す男性にこれまで何人も会った

「性風俗店には行かないオレ」を自慢げに話す男性にこれまで何人も会った。フェミに理解ある風の物書きにも、どこかの父親もいたし、学者も。何か理念でもあるのかと思いきや、みんなちょっと困った風の顔をして判で押したように「好きじゃないんだよね」と言うのだ。

@mieko_kawakami

彼らのその「好きじゃないんだよね」という言葉の中には「性風俗が好きで利用してる男より何かが優れているだろう?」というアピールが込められている。でも彼らは自分が「性風俗が好きで利用してる男」とまったく同根であることに気づくことはない。

@mieko_kawakami

気分と金で人の体を好きにできる構造に乗っかったまま、好き嫌いを言ってるだけ。自慢げな顔を見るたび本当にすごい下駄を履かされてるよなといつも思う。それに無自覚なまま自尊心や優越感まで養って、結構な身分だと思うよ。ほんとに。

@mieko_kawakami

この「構造」というのは、風俗業の定義について書いたのではなく「気分と金で人の体を好きにできる」と客が錯覚できてしまう構造について、そしてその錯覚から多くの被害が発生していることへの批判を含めて書いたつもりでした。この箇所に関しては言葉足らずになってしまい、申し訳ありません。

@mieko_kawakami