かつてある時期までの「労働」ってのは、今で言う肉体労働系に限定されたもの言いだったはずなんやがな。
だからこそ「労働者」ってもの言いにもそれなりの実体なりイメージなりがまつわっとったわけで、な……
ホワイトカラー系の仕事もとにかく「労働」とくくるようになっていった過程、ってのはもっと振り返られていいと思うとる。
文字が生まれた時代からずっと記録係とか書記官みたいな仕事は常に存在したと思うけど、そういうのは労働者にカウントされないのだろうか??
そういうのは「お役人」であって「労働者」ではないとすれば、何となく分からないでもないが。
労働組合や労働争議などを考えると、サラリーマン的なホワイトカラーも最初から労働者という括りである気はするのだが。
PC普及以前の手書きで帳簿を付けていた時代でもそれらに従事する人間は労働者なわけだし。
ホワイトカラーが「労働者」でなかった時代というのは本当にあるのだろうか。