小学校の同期友人の大半がヤンキーに流れた私から見てもこれは同感できる。ヤンキーの多くは「社会に反抗」して生まれるのではなく、「(もっとミクロな意味での)社会に流されて」生まれるのが往々にしてコモンケースなのだと思う。そういう意味で彼らには"""社会性"""がある。
ヤンキーを社会に反抗するアイコンだと勘違いしてるのは、ツイッターのインテリゲンチャのみなさんだけで、実在する殆どのヤンキーはノンポリノンセクトやぞ
彼らの所作は、「『法律は守らなきゃいけない』とか『他人には他人の人権がある』とかいう意味での『マクロな社会性』」よりも「より身近でリアリティある『ミクロな社会性』」に迎合した結果であって、特に何らかの信念があってマクロな社会をどうこう、という気概は無いと思われる。
田舎の公立学校では、「社会性のある人」は高確率でヤンキーになるんですよね。「社会性の低い人」の中から、勉強して都会の学校に行く奇行種がたまに出てくる。そして、後者が前者に対して「勝ち組」だとか言う価値観は特に無い。
逆の言い方もできます。「ローカルな社会に馴染む社会性が無い」と自認する人は「ある程度の普遍性を持った価値を身に着けて外に出ていく」のが最適解になるワケだけど、その「全国や世界で通用する価値を持った知識や技能」の筆頭って「学校で習う勉強」だったりする。田舎を出たけりゃ勉強しろ。
「社会」の解像度が違うだけで別に社会に反抗してるわけじゃないからね