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暗黒メモ「賞味期限、切れてますね」

「〇〇を助けないのであれば、自分が助けを必要としたとき、だれも助けてはくれないぞ(だから〇〇を助けろ)」と、いつもの調子で最強の印籠を取り出したリベラル・インテリ・エリートに「いや、お前のそのセリフ、もうだれも信じてねえから」と、本人が想像していなかったであろう、残酷なリアクションが各方面から無数に襲いかかった。これこそ「信用手形」が不渡りを起こしつづけた帰結である。

「困ったときはお互い様」という建前だけは立派な共同幻想にのみ支えられ、実際には片務的な倫理的責務が押し付けられる脆弱な論理であることは明白だった。「ふーん、で? お前らは助けてくれないじゃん。自己責任でしょ」となる人が出てくるのは時間の問題だった(とりわけ「自己責任」と切り捨てられながら、しかし同時に「男性である」という属性によって、他の弱者の「信用手形」の引き受けをひたすら求められてきた就職氷河期世代の男性たちからの反動は、凄まじいものとなっている)。

それ以上いけない