ショートコント:自己紹介
「反権力という権力」
「正義派の残酷さ」
「ポリコレ棒の攻撃性」
「善意という煉瓦で舗装された地獄行きの道路」
「アンパンチは暴力」
「進化心理学的には差別は適応過程」
「性差別は生物学的必然」
「人種差別は歴史的必然
……とか。逆張り屋さんたちの理屈っておそろしく画一的だよね。
年月で変節することは人間だれしもあるが、しかし自分を棚に上げて「逆張り屋」などと言い出すと、それはブーメランになってしまうというコラムニストのありがたい学びがある
2010年代までの体たらくから、2020年代に何事もなかったかのように「社会正義戦士」にメガトン転生をキメようとするその力技にむしろ唖然としてしまう。
これくらい面の皮を厚くしていかないと、高齢者になるまで文筆家は続けられない。文筆業は最悪だ。