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環境運動家は中国共産党の「使える愚か者(useful idiots)」なのか

中国共産党の危険性は、今や欧米でも日本でも周知である。それにも拘わらず、未だにそれに見て見ぬふりをしている巨大な例外がある。環境運動家とその資金提供者である。

環境運動家は、中国が「地球を救うという大義」を掲げさえすれば、南シナ海での中国の侵略や本土での人権侵害に目をつむってしまっている。諸外国から非難を浴び続けている中国にとって、環境運動家が好意的であり賞賛を惜しまないことは、貴重な外交的得点になっている。環境運動家は、共産党の応援団となっており、その危険性から注意をそらすのに役立ってしまっている。だからこそ、中国は欧米の環境運動家を喜んで受け入れている。

レーニンはかつて「共産主義者では無いのに、本人も無自覚の内にコントロールされて共産主義者の役に立ってしまう者」のことを「使える愚か者(useful idiot)」と言った。日本でも中国の環境対策をやたらと持ち上げる報道が多いが、いままさに、環境運動家は中国共産党の「使える愚か者(useful idiot)」になっているのではないか。