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フェミ系の単位を落とした話

その講義では人それぞれ捉え方のあるだろうことに対して『これが答えだ』的に教えられ、なんとなく講師の思考を押し付けられているような違和感を感じていました。

そしてテスト。問題は男女平等に関する規範・道徳的なお話で『こんなん人によって答え変わるでしょ』と思っていたらテスト中に女性講師は繰り返し『テストの答えは私が著した教科書に書いてあります。』的な言葉を繰り返していました。

後日友人の言葉通り単位を落としたことを知り、納得のいかない私は採点ミスがないか講師に確認にいくと講師は快く部屋に迎え入れてくれて『確認するからちょっと待ってね。名前は?』と全員の成績評価メモ的なものを調べてくれました。

しかし、私の欄を探し当てると表情が一変してこわばり『テストの回答であなたは私の講義を理解していないと判明したので単位はあげられません』と静かだけどとても強い語気で私に伝えました。

自身にもなんらかの抑圧経験や生きづらさを自認してきた当事者が社会学者となり――たとえば、民族マイノリティがマイノリティ論を、女性がフェミニズム論を――研究しているとき、その傾向はますます顕著になった。「こいつは私たちの経験を否定しようとしている。私たちの存在を否定しようとしている」などと噴き上がってしてしまうのだ。

まさにこれですね。単位をもらいたいだけの一学生である私が女性講師の地雷を無邪気に力いっぱい踏み抜いてしまったのでしょう。

学問ではなくイデオロギー