自分の快/不快をためらいなく社会正義/不正義に接続するのは、戦中に徴兵された農民男が「軟弱な男や産まない女は非国民」みたいな事を言ってたのの焼き直しなんで、それまで社会に出たことが無い種類の人間が急に社会にでたとき1~2代ほど患う精神病の類だと思うわ
女に限らず、例えば1960年代の音楽アーティストとか社会に対して怒りまくってたじゃん。あれはラジオとかレコードの登場で、それまで背景だった音楽家が始めて社会に認知されるようになった時代だからだよ
そこから少し下ると、映画監督やアニメーターが社会問題に取り組むようになったし、そこから更に下って現代ではゲームクリエイターがそういうのに取り組んでるだろ
もう少ししたら Youtuber が社会人と認知されるようになると、社会派 Youtuber みたいなのがどんどん出て来るだろう
これは誰もが必ず患う一過性の病気だ。小説も黎明期は三島由紀夫のような人物も出て来たが、現代ではそういう小説家はあまり出て来ない、歴史が長くなって社会と馴染んで来ると、徐々にこの病は快方へと向かって行く
社会的ニュービーや新規メディアは個人的な怒りを社会全体に置き換えて主張する(主語を大きくする)ということだろうか。
確かにある程度歴史と権威の構造が出来上がるとあまり尖ったことは言えなくなる/できなくなるということは言えそうだが。